2017年10月31日

リフレーミング



先日、家の表札をリニューアルしました。

立体感を出そうと試みた結果、見るからに怪しげな物体ができあがりましたが、個人的にはOne and Onlyな仕上がりに勝手に満足しています。
さて、以前に(参照)何度か自由についての雑感を書いたことがありますが、実は自由を選ぶというのは決してラクな道ではありません。

私は、20代の終わり頃から数年間仕事をしていなかった時期があったのですが、物理的には自由でも、束縛されることもない替わりに稼ぎもない人間が行けるところというのは限られていて、海外ならまだしも日本に居ると

「この人なんでこんな時間にここにいるの?」

という暗黙のプレッシャーのようなものを感じてしまい、自由とは言いながらもあまりせいせい出来なかったんですね。

ただそれも、物事の価値基準が自分の中に確立されていなかったからだというのがわかった今となっては懐かしい思い出です。


そしてそれから10年。
昨今の日本社会は、いろんな時間に、いろんな人が、いろんなところにいる、というのがだいぶ当たり前になってきたのかなと感じています。

先日もフリーでWebデザインをやっている方にお会いしましたが、異業種交流会などに顔を出せば、様々なサービスをスモール・ビジネスとして始めたという方に会うことが出来、良い刺激になります。

レンタルスペースの運営
セラピスト
探偵

有形無形の数多のビジネスの中から、自分の強みを活かせる分野と世の中の需要とが重なり合うサービス・商品を模索し、自分の遣り甲斐だけでなく社会的な意義までも獲得して、新しいビジネスに乗り出し軌道に乗せる。

このようなことが柔軟に出来る考え方の持ち主になると、そもそもお金なんて手間と暇を省くための手段の1つでしか無いと達観していて、別に我慢なんてしないでも自分の好きな時に自分の楽しい仕事をやれば、ある程度は手に入れられるという、ある意味理想的な〈自由〉を手に入れている人が多いです。


お金はお給料以外の手段で手に入れる事が可能です。

特に現代日本社会のように労働力人口が減少している時代には、仕事は選ばなければいくらでも転がっているので、適切な技能を身につけ、好きな時に働いて仕事をすれば、わざわざ犯罪に手を染めたりしなくても正当な報酬としてお金が手に入る手段は間違いなくあります。

ただ、私がフリーランスとして独り立ちした当初もそうだったけれど、そのような自由な生活をしていると、時と場合によっては本記事の最初に書いた

「この人なんでこんな時間にここにいるの?」

と言う目で見られるのは避けられないですし、時にはブラジルに本部があるという謎の集団から、Webページ経由で

「一緒にビジネスをしませんか?」

と、代表の挑発的な画像付き自己紹介メッセージと共に送られてきて一瞬たじろいだりもしますが、まあ今のところ身の危険まで感じたことはないので、機会があれば時にはそれにノッかってみるのも良いのかなと思ったりもしています。

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