2017年11月7日

振り切った戦略


前回の記事(参照で家の表札をリニューアルした話を書いたのだけれど全くと言っていいほど反響が無かったので更にかぶせてみる。

私の中には、常に優先される価値基準として『何はともあれ面白いかどうか?』というのがあります。
ただ、この「面白ければすべてよし」という考え方は、良く言えば楽観的なのですが悪くすると「誠意が足りない」というように捉えられ、時に信用を失墜することもありますので、注意が必要です。

要は「使いよう」です。

また、この「ヒトを笑わせる」という価値基準は事業や戦略を「尖らせる」際にも有効な手段です。そう。出来れば「失笑」くらいがいい。

例えば競合が「あ、これいいね!うちもすぐにやろう♪」と思えるような「差別化」というのはすぐにマネされてしまいますが、「あの会社ってあんなことやっていて大丈夫なの?www」と周りから失笑されるような事業・戦略は、ともすれば振り切った「革新的な」戦略である可能性があります。

そして私は、個人レベルで言えば、自分が良いと思ったことは、誰もやってなくても続けていけば良いと思います。そうすれば、いつかそれが広がったときに創始者になれる。それは継続したヒトにしか得られない称号だから。


独立・起業して3年。
まだまだ売上げにもムラがあるし、時々目の前の売上げに焦って自分の価値を下げてしまいそうになる時もあるけれど、何とかそれには負けずに自分の価値を認めてくれる人を探したい。少なくともそうしたいと最初に決めた覚悟を貫徹したい。

もちろん、ある程度のお金がなければ自由にはなれないけれど、その額を決めるのは自分自身でありたい。雇われの身では自分で自分の給料を決めることはできないけれど、フリーランスならどれだけ稼ぎたいかも自分で決めることができる。自分の価値を自分で決めることができる。

今日は、先日新規のアポイントをドタキャンされた会社から仕切り直しの依頼があり、丁重にお断りした矢先だったので、思いの丈を書きなぐってしまいました。


追記:因みに件の表札はパッと見は面白いわけでもなんでもなく、ただ単に「キモい」という感想をいただきました。

追記2:写真は10年ほど前にチベットのエベレストベースキャンプに向かう途中、チベタンのおばちゃんが「売って」いたヤク(毛長牛)の頭蓋骨です。ペイントが超サイケデリック。

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