2014年12月20日

電気自動車が欲しいと思う最大の理由「ガソリンが高いから」

原油価格が半年で半分に急落しているというニュースを目にした。確かに静岡のガソリンスタンドも12月に入ってだいぶ安くなった。そして、私にとってガソリンは安いに越した事は無い。

外回りの営業職に従事してきた約10年の間は、自動車の運転が仕事上不可欠なものだった。
特に新卒で入った会社では、偉大な先輩方が遠くの顧客を私へと担当変更してくれたので、毎週火曜日になると2時間かけて山梨まで訪問していたのを筆頭に、西へ東へ馬車馬のように走り回っていた。


私は、今年になって生れて初めて5年更新のいわゆるゴールド免許を手に入れたが、営業職のように外に出る職種と言うのは様々なリスクを背負っている。そして、今なら少し考えればわかるのだけれど、実は走行距離の長さと違反切符を切られるリスクというのも比例している。

実際、不運が重なってひと月に15万円くらい罰金を支払った時は、ヤサグレの度が過ぎてしまって鬱になりかけ、一時期は出社拒否にまでなったほどだが、どちらにせよ免停で役に立たなかったので、来ない方が会社にとっては都合良かったのかもしれない。

先進国の若者における自動車離れ


昨今の若年層は自動車離れが進んでいるとよく聞くが、どうやらこれは日本だけでなく、先進国に共通しているようだ。特にコストのかかる自動車をわざわざ購入して遠くまで出掛けなくても、SNSで繋がっていればそれで満足ということなのだろう。

家で『いいね!』してればそれで満足という訳では無いが、実は私も昔から自動車に対してあまり興味のある方ではなく、今まで専ら自転車を愛用していた。

理由としてはもちろん「健康と地球温暖化を危惧しての環境保全のため」と言いたいところだが、実際は全くそんなことはなく、独り身の私は、ここ10年ほどは私用でも営業車として貸与された車を時々拝借し、大きな声では言えないが『ちょっとした買い物に使うのは構わない』という条件で貸与された営業車で、東京あたりまで遠征していたので、あまり自家用車を持つ必要性がなかったとも言える。

電気自動車に乗ってみたい


ところが、私も起業するにあたり営業車を貸与してくれる後ろ盾を失ったので、自動車を購入しようということになった。選定にあたっての最低条件は、専ら近距離の走行になるので最低限の安全性とそれなりの清潔感があれば十分だ。

そうして、興味が無い割にスイスイと車種を絞り込んでいき、最終選考に滑り込んでしまったのがこれだ。



トヨタ車体というトヨタ系列の会社が出しているEV(電気自動車)で、名前は《Coms》(コムス)という。
静岡市内では、宅配弁当に使われているのを見かけるが、田舎の方ではセブンイレブンが宅配に使っているのを目にすることがある。

因みに、私が最初にこのブラックバージョンを見た時は、その近未来的な外観に身震いがして、思わず運転していた配達のおねえさんに話しかけたくらいである。

エコに走る


話は変わるが、そもそも国内の四輪車の保有台数が8,000万台近い日本(2012末現在 日本自動車工業会)において、そのほぼ全ての自動車を動かすためには、アラビア半島あたりからオイルを運んでこなければならないのだから、シンプルに考えるとこれほど非合理的なこともないだろう。

また、私の知る限りでも、産油国に行けばガソリンはもっと安い値段で買えるし、日曜日の東名上り線は夕方になるといつも当たり前のように厚木あたりで渋滞しているし、このエネルギーの供給システム自体が原発のようにいつしか破綻するのではないか。

そんな常識外れな理論を展開していたら、私の友人から『ガソリンが高いから文句言いたいだけなんじゃないの?』とズバリ指摘され、結局のところスバルのステラと言う中古の軽自動車を買った。





ステラはイタリア語で【Star】つまり星という意味だが、ラピスラズリ色のボディーに映えるスバルの六連(むつみ)星が宇宙的なのだ。

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