昨日は、静岡県の事業に関連して水産業の企業向けに人材育成のセミナー講師として登壇しました。
セミナー講師は「教える」側の立場ですが、教えることによって自分自身の理解も深くなります。
私は、人材育成の分野は主に社労士の先輩方やキャリアコンサルタントの方々と一緒にチームになって仕事をしています。
有限責任事業組合(LLP)という形態をとっているので、いわゆるピラミッド型の組織ではありませんが、営業をどうするかといったことまで話し合うので会社みたいな感じです。
定期的に集まって業務に関する相談をしたり、勉強会を開催したりでいろいろな事例を共有できるので、知見が広がります。
気付けばもう2年目になりました。
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人材育成は、マクロに見ればいわば人類に普遍のテーマともいえるものなので、やっていることの根幹の部分は昔から変わりません。表面上のテクニカルな部分や育成に使うツールにはその都度アレンジを加えていますが、私たちのやり方はすべての業種に共通して必要なことをやっているので業種に特化する必要もありません。
ただ、いわゆる社労士の手続き業務とは脳みその使う部分が異なるので、そのあたりのスイッチを切り替える必要があります。人材育成の現場では判例は使いません。ヒトの成長が予想より遅かった時のリスクヘッジを考える必要もありません。
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昨日のセミナーでは新卒採用の話をしましたが、人材育成に関しては新卒採用してもやらせることはできません。現実的な話として人生経験が必要になるからです。
私の場合、知識や実務経験はまだまだ途上段階ですが、ずば抜けた好奇心のおかげで人生経験に関しては様々に積み重ねてきました。それは今の育成の現場でも確実に活かされていると感じています。
また、現時点ではノウハウの体系化が進んでいないので専門職と一緒にチームで取り組んでいる訳ですが、体系化が進めば、中途採用の方であれば社内で育成が出来るようになると思います。
その為の一案として「経営塾」のようなものを開校しようと最近組合内でプロジェクトが稼働を始めました。このように理念からプランまで一貫性を持たせることは、その具体的な実現のためには非常に大切なことです。
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士業やコンサルタントといったプロフェッショナルの職業は「先生」と呼ばれることもありますが、人に教えるというのは非常に難しいことだと思います。よく言われることですが、インプットだけでは会得したことにはならず、アウトプットして初めてそれが自分のものになるというのも本当にそうだと思います。
自分でも、勉強会や研修に参加して知識をインプットするとそれをすぐに関与先で実践します。その過程の中で、また自らの課題に気付き、改善を加えてまた実践するということを繰り返し、様々な理論をミックスしていくと、知らず知らずスキルは向上しノウハウは強固なものに進化していきます。
関与先での具体的な取り組みについてはまた随時紹介していきたいと思います。
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